vol.2◆学生時代頑張ったこと

今回は、エントリーシートでよく聞かれる質問の一つ「学生時代に最も打ち込んだこと」について解説します。

この質問が多い理由は、

その人の「人となり」がよくわかるからです!
では具体的に説明していきます。

「学生時代に最も打ち込んだこと」から読み取りたいこととは?

例えば…

  • 何に頑張ったか、なぜ頑張ろうと思ったのか

    →どういうことを大事にするのかという「価値観」がわかる。

  • どのように頑張ったか

    →頑張る過程では、いろいろな問題に行き当たったり、試行錯誤したりするはず。その過程を通じて、どういう考え方をして、どんな力を発揮し行動するのかが、より具体的に理解できる。

  • 頑張ったことから何を得たのか

    →頑張ったからこそ得られた自分なりの成果をどのように考えるかは、その人の個性や価値観にも通じる。

エントリーシートは「自分」を伝えるもの。質問項目はすべて「あなたはどんな人?」を知りたいのです。「学生時代に最も頑張ったこと」もその一つ。ただやった事実だけを並べるのではなく、その過程で考えていたことや思いをしっかり表現することが大切です。

よく、「アルバイトやサークルの話はありきたりだからダメ?」と聞かれますが、決してそんなことはありません。「ありきたり」になってしまっているのは、自分の考え方や試行錯誤の様子をしっかり表現せず、「自分」を伝えられていないからです。

「ありきたり」にしないための書き出し工夫とは?

例えば、「私はカフェのアルバイトを頑張りました」ではなく、「私はカフェのアルバイトで、お客さまアンケートNo.1のスタッフになろうと頑張りました」や、「私はカフェのアルバイトで、新人スタッフの育成を頑張りました」のように、具体的な目標を挙げて何を頑張ったか明確にしていくと、自分なりに何を考え、どう努力していったかなどが書きやすくなります。

ちなみに、「学生時代」とは「大学生時代」のこと。まずは、大学生活の中で一番頑張ったなと思うことを、自分の思いや考えをきちんと交えながら丁寧に書いてみてください。もちろん、高校以前の経験がダメなわけではありませんが、あまり昔の話ばかりになると、今のあなたを知るという点では、伝わりにくくなる可能性もあります。

エントリーシートは、書くたびに良くなります。最初は難しいと思いますが、まずは書き始めてみてくださいね!

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