vol.5◆志望動機

今回は、企業への志望理由について解説します。

エントリーシートで、「なぜうちの会社なのか?どんな仕事がしたいのか?」などの「志望動機」は問われやすい設問になります。

というのも、企業は学生の志望度の強さを、志望動機ではかっているからです。
今回はこの「志望動機」の書き方を3つの観点にわけて説明します。

その企業の業務内容を理解出来ている

例えば広告系の会社であっても、業種によって仕事内容は大きく違います。

大手広告代理店は、テレビCMや駅内広告など多くの人の目に触れる大々的な広告を顧客に提案します。扱う金額も必然的に大きくなり、一緒に働く人数も増えます。そして効果が厳密に測定できないという特徴があります。

ネット系広告代理店は、インターネットやFacebook等ネット上の広告を扱います。一人である程度の業務をこなせるものの、一部のターゲットに絞られているのでCMほどの派手さはありません。しかし、「いくらかけて1人のお客さんを獲得したか」などの効果が厳密に測定できます。

PR会社は広告代理店ともまた少し違います。広告とPRの違いは「広告先にお金を支払うかどうか」です。例えば、新聞の広告欄にお金を払って掲載するのは広告であり、おもしろい活動が取材され掲載されるのはPRです。
PR会社の仕事は、マスコミが扱いたがるような話題性がある企画を考え、その運営をします。広告に比べ、案件あたりの金額は小さいですが、独創性の発揮のしがいがあります。

このように志望する企業の業務内容を大雑把に理解する必要があります。

自分のやりたいことが明確である

例えば、「水力発電を推進したい」「途上国の支援をしたい」という明確な目標があれば、それで構いません。実際の経験と絡めて、その目標を記入してください。

しかし、学生時代に明確な目標が見つかる人は多くないと思います。
その場合はざっくりとでも、仕事の方向性だけでも捻り出してください。

例えば、居酒屋でアルバイトをしていて人と接することが好きな人は、社内でPCに向かっているよりも営業系の仕事のほうが楽しく感じるでしょう。
また、いつも2番手でトップのサポートをしている人は、チームで行う仕事の方が力を発揮できる可能性が高いです。

上記の2つがうまく結びついている

逆説的ですが、企業の業務内容と自分のやりたいことが結びつかないならば、その企業を志望する理由がないということです。
「名前を知っているし、給料高いからなんとなく入りたい」という人は、この2つが結びついていないので、間違いなく企業に見ぬかれます。

例えば、「PR会社で世間を驚かす企画を考えたい」ということと、「色々な人と会うのが好きなので、営業をやりたい」はつながりません。
この間をつなげる”自分ならではの理由”を見つけるのが、志望動機の肝になります。
企業説明会やOB訪問を通して、志望理由をつくりあげてください。

OpenES『メモ機能』の便利な使い方

OpenESにはメモ機能がついています。普段から志望動機を考えておき、聞いたことや思いついたことは忘れないうちに書き留めておきましょう!
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